200124 大前研一 / 『デジタル・ディスラプション時代の生き残り方』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

大前研一 / 『デジタル・ディスラプション時代の生き残り方』


※デジタル・ディスラプション(disruption(崩壊))・・・

 デジタルテクノロジーによる破壊的イノベーションのことを指します。

(出典:https://jinjibu.jp/keyword/detl/996/



□Zappos 靴や服

Netflix ストリーミング動画

□Houzz リフォーム



●どうやってデジタル・ディスラプトの驚異に立ち向かえばいいのか?

(1)自社の業界がディスラプトされる可能性がないか、

 「業界定期健診」をする。


 ↓ 驚異を発見した場合


(2)アンチ事業部をつくり対抗する。

 ディスラプターを真似たビジネスを自社内で始める。


(3)CVCを設置して自社に取り込む方法を検討する。

 CVC(=コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を設立する。

 社内に立ち上げるだけでなく、社外のベンチャービジネスに投資したり、

 連携を図ったりするということも考えられる。


 とにかくやられるままでいるのではなく、少額でもいいから投資して、

 攻める側に回るしかない。



●政府、企業、個人は何をしたらいいか

・政府

 エストニア政府のように、行政の自動化に迅速かつ全力で取り組む。

 また、政府は20世紀の産業を守ろうと出しゃばって、

 成長産業の芽を摘まないことだ。


・既存企業

 ネットワーク社会では「We」の力は「I」も「AI」も超える。

 集合知を活用して組織を強くする。


ベンチャー起業

 高コスト・非効率な分野を見つけて、ディスラプトできる事業機会を見出す。

 3つのクラウドを活用し、まずは小さく始めてみる。

「0から1の発想法」をフル活用する。


・個人

 AI・ロボットで代替されないスキルを磨く(感性、構想力など)

 AI・ロボットを使いこなせるようにITスキルを身につける。

 しばらくの間は、デジタルデバイドで取り残された人を助けることが、

 ビジネスになる。



#読書 #ビジネス
 

大前研一 / 『デジタル・ディスラプション時代の生き残り方』