190321 鶴見隆史 / 『Dr.鶴見の体の中からきれいにする 酵素ごはん』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★鶴見隆史 / 『Dr.鶴見の体の中からきれいにする 酵素ごはん』


●食物から酵素をとり入れるには、「生食」がベストです。

 酵素は48度以上で活性化をなくす。


 だから加熱せず、なるべく生で、

 生きた酵素を食物からとり入れましょう。


 ローフードダイエット、ナチュラル・ハイジーン、50度洗いも、

 酵素の熱による弱点をふまえ、できるだけ酵素を摂りたい

 という視点から生まれた健康法であり食事法です。


※50度なら2分、48度なら2時間、53度なら20秒で

 酵素は活性化をなくすらしい。



●生野菜や果物を食べるとき、とにかくよく噛んでください。


 噛むことで酵素の量が増し、

 また非常に抗酸化機能の高いファイトケミカル

 口の中で発生するという研究結果が出ています。


アメリカ ジョンズ・ホプキンス医科大学 タラレー教授 の研究


 アブラナ科の野菜を口の中に入れると、酵素が出現し、

 噛むことで別の栄養素(スルフォラファン)に変わるというものです。


 このスルフォラファンは

 体内にとり込まれると癌の予防に高い効果を発揮します。


 アブラナ科の野菜とは、

 キャベツ、大根、かぶ、白菜、ブロッコリー、小松菜、菜の花、

 カリフラワー、レッドキャベツ、ケール、芽キャベツ、クレソン

 などです。


●オススメなのが「すりおろす」という調理法です。


 すりおろすことで細胞膜が壊れ、酵素が活発に働くようになり、

 おろさずに食べる状態より、数倍の量の酵素がとれます。


 そのうえ、すりおろされているので消化が良く、

 体内の潜在酵素を消化のために無駄づかいせずにすみます。
 


●すりおろしには、低速ジューサー


 高速でなく低速がいいのは、

 摩擦熱で酵素が変形する心配がないからです。


 高速回転で削りとばすのではなく、

 低速回転で圧縮すると、ジュースの酵素量もぐんとアップ。


 遠心力で飛ばすジュースは、

 それだけ酸素に触れる時間も増えるので

 酸化が早まってしまいます。



中国医学の考え方では、

 食物には陰性(体を冷やす)、

 陽性(体を温める)の二つがあります。


 私は生食のなかで、陰性の食物と陽性の食物が

 半々になるようにバランスを考えています。



●体の冷えが気になる人は、

 少量の温かい味噌汁をメニューにプラスしてください。


 ブラックジンガーティ

 遠赤焙煎した玄米、黒大豆の粉のお茶、


 おろししょうが入り黒酢

 マグカップに2cm角のしょうがをおろし入れ、

 黒酢10mlを加え熱湯を注いだもの、


 ジンジャーティ

 紅茶におろししょうがを加えたもの、


 梅しょう番茶

 番茶に梅干し、しょうゆ、すりおろししょうがを入れたもの


 も、体をぽかぽかと温めてくれます。


 タンポポ茶 もオススメ。


 もっと冷えが気になる方は、

 体を温めてくれるお茶をのみ、半身浴をしましょう。

 足浴でもかまいません。



●果物は酵素の宝庫。

 特にたくさん含まれているのは


 パイナップル、パパイヤ、マンゴー、イチゴ、キウイ、アボカドです。



 また、食物繊維も豊富です。


 とくに食物繊維が多いのは、


 キウイ、りんご、カキ、イチゴ、バナナ、モモ です。


 食物繊維は腸内の悪玉菌を吸収し排出する働きがあるので、

 積極的に摂ってください。



 果物は甘いので太ると気にする人がいますが、

 果物の糖分は果糖です。


 白砂糖のショ糖と違い、代謝を高める働きがあるので

 むしろ積極的に食べる習慣をつけましょう。



酵素の多い食べもの

・生のもの

 炭水化物 分解・・・大根、りんご、レモン

 たんぱく質 分解・・・バナナ、パイナップル、セロリ

 糖質 分解・・・アボカド

 毒素 排出・・・きゅうり、オレンジ


 ファイトケミカル スプラウト


・発酵食品

 納豆、味噌、ぬか漬け、漬けもの、麹



酵素を無駄づかいするショ糖(砂糖)

 細胞のはたらきを狂わせるトランス型脂肪酸

(マーガリンやショートニング



酵素栄養学では、1日の体内リズムを3つに分けています。

(1)4時から12時「排泄」

(2)12時から20時「栄養補給と消化」

(3)20時から翌4時「吸収と代謝



●体内の細胞は、22時から2時の間に活性化しています。

いわゆるお肌のゴールデンタイムがこれです。


お肌だけでなく体内のほとんどの細胞が

この時間帯に活性化するということはつまり、

眠っている間に再生復活し、新陳代謝をしているわけです。


この新陳代謝を助けているのが、代謝酵素です。


また、私たちの体では毎日3000個近くの癌細胞ができていますが、

これも、この時間帯に代謝酵素の活躍によって退治されます。



●「腹六分目」のつもりで食べる


朝・・・生野菜や果物

昼・・・生食6割

夕・・・生食3割


食べすぎはよくないと誰もがわかっています。


昔から言われるように「腹8分目」が理想です。


自分では「8分目」と思っていても

食べすぎている傾向があります。


私は「6分目」くらいの気持ちでいると

ちょうどいいのではないかと思います。



●胃腸を休める週末メニュー

野菜のすりおろし

大根、にんじん、しょうが or

大根、きゅうり、しょうが


ドレッシング

しょうゆ、黒酢、フラックスオイル

味噌を加えても



※実践は自己責任で。


#読書 #健康