190521 田中ウルヴェ京 / 『メンタルトレーニング実践講座』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★田中ウルヴェ京 / 『「リーダー力」を鍛える! メンタルトレーニング実践講座』


●「変えられること」と『変えられないこと」

 ストレスの内容を仕分けする。


 自分が変えられないことに対して、

 いくら悩んだところで意味がありません。


 変えられないことが何かを知っておくことによって、

 むだなエネルギーを使わずに、

 変えられることに対して意識を集中できるようになります。


●「変えられること」とは、

 つまり自分がコントロールできることです。


 まず「今後の自分の行動」は、自分の意思でコントロールできます。


 そして、もうひとつ自分でコントロールできるのが、

「変えられないことに対する自分自身の考え方」。


●ストレスに個人差があるのは、

 人によって考え方が異なるからです。


「変えられること」である自分の考え方を変えていけば、

 今抱えているストレスがストレスではなくなるのです。

 これをストレスコーピングでは、「評価のコーピング」と呼んでいます。


「評価」とは、ストレスのきっかけとなる「刺激」を

 どのように受け止めるかというプロセスで、まさに自分の考え方のこと。


 ストレスが発生するまでには、

「刺激」→「評価」→「(心身の)反応」という心のサイクルがあり、

 反応が出るかどうかは評価によって決まります。


●どんな組織においても、

 突出型とバランス型がお互いの価値を認めて信頼し合い、

 協力し合うことが、実は仕事を成功させる秘訣でもあります。


 その代表例が、本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏と、

 パートナーである藤沢武夫氏ではないでしょうか。


「天才」の本田氏が技術に専念することができたのは、

 財務をはじめ経営全般を取り仕切る盟友・藤沢氏の存在があったから。

 
 この二人三脚の体制で「世界のホンダ」を育て上げたのは有名な話です。



●突出型の人なら、まさに「オレについて来い!」と、

 自分が先頭を切ってチームを率いて攻めていくスタイルで

 リーダーシップを発揮できるでしょう。

 サッカーのポジションでいえばフォワードのような存在の

フォワード型リーダー」がピッタリです。


 バランス型の人は、無理に先頭に立とうとする必要はありません。

 部下が安心して攻められるように、後方から支援する

 というリーダーシップの発揮の仕方もあります。

「後ろはオレがフォローする!」という気持ちで、

 バランスのよさを活かして全体を見わたす

「キーパー型リーダー」になればよいのです。


●「リーダーとして最高のパフォーマンスを発揮できる人」とは、

 どんな人でしょうか?この問いに対するもっともシンプルな答えは、

「自分を知っている人」です。


 自分は突出型なのか、バランス型なのか。

 そして、自分というマシンを、どんな状況で、どうコントロールすれば、

 最高のパフォーマンスを発揮してくれるのか。


 これらはすべて、「自分を知る」ということにほかなりません。


 この「自分を知る」という能力のことを

「自己認識能力」といいます。


 自己認識能力は、あらゆるメンタルスキルの基本ともいえるもの。


「リーダーとしての自分」を知るのはもちろん、もっと広い意味で

「社会の一員としての自分」や、プライベートも含めた

「一個人としての自分」を知ることも必要です。



#読書 #人生訓