190327 並木裕太 / 『ミッションからはじめよう!』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
<strong>★並木裕太 / 『ミッションからはじめよう!』</strong>
●WHYの五乗
思考の方法 WHYの繰り返し。
「WHY、WHY、WHY、WHY、WHY」
と繰り返します。
WHYを5回以上繰り返すことは、
そこから導き出される結論に対する信頼を担保することになります。
●ピラミッドストラクチャー
ボトムアップ。
結論が上にきて、その理由が下にある。
┌───────┐
│傘を持っていく │
└───────┘
│
┌─────────+─────────┐
┌───────┐ ┌───────┐ ┌───────┐
│降水確率30% │ │怪しい雲行き │ │ │
└───────┘ └───────┘ └───────┘
│ │
┌──+──┐ │
┌──┐ ┌──┐ ┌──┐
│ │ │ │ │ │
└──┘ └──┘ └──┘
●空→雨→傘
(1)空
まず、誰が見ても間違いのない、客観的な「事実」
(2)雨
次に、その事実をもとにした「分析・解釈」
(3)傘
最後に、その分析・解釈した結果をもとにとる「解決策・行動」
●プレゼン資料
・一枚でワンメッセージにします。
・タイトル部分が提案内容で「傘」の部分。
・なぜその結論になったのかという「空(事実)」と
それを分析した「雨」の部分の説明を示すわけです。
・プレゼンする相手は、
たいていタイトルの「傘」の部分しか読みません。
だから、
その部分だけ資料を全部つなげるとストーリーになっている
ようにすると、流れがスムーズです。
●ロジック五ヶ条
(1)フレームワークは「道具」であって目的ではない。
(2)WHYを五回繰り返し、思考を深める。
(3)ツリーにより可能性を広げ、
MECEによりモレとダブりをなくす。
(4)空→雨→傘によりアクションまで落とす。
(5)すべての考えをストラクチャーで整理し、
伝えたいことをシンプルにまとめる。
●REC(レック)
(1)Register(レジスター)
認識するという意味で、
検討が必要とか、変化が必要とか、新しい動きが必要であることを、
認識してもらう段階。
(2)Engage(エンゲージ)
向かい合うという意味で、
その変化が他人事でなく、自分のことであり
向かい合ってもらう段階。
(3)Commit(コミット)
自分の責任として実行するという意味で、
実行を誓ってもらう段階。
●実行の三つのステップ
(1)実行のためのメンバーを選ぶ。
(2)キーパーソンを巻き込む。
(3)継続のための仕組みと人を育てる。
●「(1)実行のためのメンバーを選ぶ。」では、
四つのタイプをバランスよく選ぶ。
(1)ゼネラリスト
全体を見ることのできる経営者タイプ。
(2)スペシャリスト
ある技術に特化した専門家。
(3)マネージャー
決められたことをきっちり運用する管理職
(4)オペレーター
決められたことをきっちり運用するアシスタント・担当者
多様
↑
│
マネージャー │ ゼネラリスト
│
保守 ←────+────→ 革新
│
オペレーター │ スペシャリスト
│
↓
専門
●REC&PLAY
Playground(組織)を設計し、
Player(人)をそろえ、
Playing rule(仕組み)をつくる。
つまり、どんな人事異動をするか、
どのような研修やOJTが必要か、
役割と責任(Role&Responsivility)
をしっかりと明確化した組織を準備できるか。
これが欠けていると、どんなミッションでも、
どんなアクションでも、どんなにRECがされていても、
リアリティ(現実味)がなく、実行には至らない。
●役割分担のフレーム RACI(レイシー)
(1)Responsible(レスポンシブル) 実行責任者
(2)Accountable(アカウンタブル) 説明責任者
(3)Consulted(コンサルテッド) 協業先
(4)Informed(インフォームド) 報告先
●コミュニケーションマネージメントの3C
(1)Channel チャネル
(2)Context コンテクスト
(3)Contents コンテンツ
どんな内容(コンテンツ)を、
どんな背景や意味合い(コンテクスト)を持たせて、
どの経路(チャネル)に流して、
どう伝えるのが有効かということです。
●プロジェクトの行動指針
ミッションを達成するために、
このプロジェクトで守るべきことは何か?
(1)取り組み姿勢
(2)やってはいけないこと、
つまり、ポジティブ要素と守るべき戒律的な厳しい要素を
バランスよくとり入れるのがコツです。
一般には、六個まで。
みなで共有できるものを作成しましょう。
例:
リッツカールトン「クレード」、
電通「鬼十則」
●リアライズ 五カ条
(1)Registerを怠らず、しっかりと問題意識を共有しよう。
(2)Engageで方向性に納得感をもってもらおう。
(3)やるべきことにしっかりとCommitしてもらおう。
(4)必要なメンバーを明確に定義しよう。
(5)役割とマイルストーンをしっかりとおき、確実に前進させよう。
●エビデンスは、客観的に、
(1)できた・できない
(2)持ってる・持ってない
(3)達成した・達成してない
がわかるものにするのがコツ。
●コンサルの進化 経営者のもっとも近い存在 ステップゼロ
ステップゼロの要件
・ステップゼロは、「経営経験とコンサル経験の両方」を持っていること。
・ステップゼロの対象は、会社でなく「人」であること。
・ステップゼロは、「自らのミッション」を持っていること。
●頭でっかちのロジック人間にはなってほしくありません。
実行できてなんぼです。
#読書 #ビジネス
ミッションからはじめよう! 1,620円 |