190515 田中ウルヴェ京 / 『成功の種を蒔く』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★田中ウルヴェ京 / 『成功の種を蒔く──わが子の本気を引き出すコーピングスキル50』


●「刺激そのものが私をイライラさせているのではなくて、

  刺激をゆがめてとらえている自分自身が、

  自分をイライラさせているんだ」

 と分析できるようになると、夫婦ゲンカや親子ゲンカは激減します。



●まずは、目の前のどんな相手がどんな言動をしても、

 そのことを「自分はどうとらえる人間なのか」を知ろうとすることで、

「事実をそのまま見る」ことが可能になります。


 そのまま見てみれば、べつにイラつくことでも、

 落ち込むことでもないことがわかるでしょう。



●5つのコーピング・スキル


(1)評価コーピング

自分や他人の思考のくせを理解するコーピング。


(2)感情反応コーピング

言葉を使ってストレスに対応するコーピング。


(3)身体反応コーピング

身体を使ってストレスに対処するコーピング。


(4)刺激コーピング、問題解決コーピング

ストレスのきっかけとなった刺激に対処するコーピング。


(5)社会支援コーピング

人や組織を介してストレスに対処するコーピング。



●本当の自分の感情に気づくための練習

「出来事と、そこから受けた感情をレポートに書く」



●悲しいこと、寂しいことが起こったときの感情を思い出してみると

 人生の谷の部分がわかります。


 苦しい思い出は思い返さないようにと、

 心の奥底にしまっている人もいるかもしれません。


 しかし、谷を忘れてしまうことで、私たちは同時に、

 大事なことも忘れてしまいます。


 それは、これまでの自分が、

 谷の状態からどう這い上がってきたかという、

 谷から山に差し掛かる部分の「レジリエンス(弾力、復元力)」とか、

「挽回(ばんかい)力」といわれるもの。


 それこそ、まさに自分オリジナルの「逆境対処能力」です!


 その谷から次の山に向かっていく部分の上り坂こそ、

 あなた自身が「前の自分から、谷を越えて新しい自分を構築してきた」

 変化の証です。



ライフライン(自分の人生の浮き沈みを曲線グラフで描くこと)で

 重要なのは、自分に興味を持ち、自分の人生をどうとらえるかです。

 それは、私たちがもっともコントロールできる部分です。


 ところが多くの人は、いちばんコントロールできるはずの

「自分の気持ちや行動」にはあまり目を向けず、

「他人の気持ちや行動」をコントロールしようとします。


 そして、思い通りにコントロールできずに苛立ちます。


 やってくれないことはわかっているのに、

 ひたすら何度も同じ言葉を繰り返して、イライラする。

 典型的なマイナススパイラルです。


 自分自身がストレスにとらわれていると、

 なにもかも近視眼的にものごとを見るようになってしまいます。


 でも、ちょっと待ってみる。


 感情的になってしまったり、無意識にでも独裁者のようになってしまったら、

 ちょっとだけ息を吐いて、ちょっと落ち着くのです。

 そして、「えーとえーと、私の目的は」と考えます。


 あなたの本来の目的は、

 子どもたちを従わせることではけっしてないはず。


 将来、子どもたちが能動的に自分の人生を切り開いていける人に

 なっていくことが望みなのではないでしょうか。

 自分で進んで勉強をし、自分のやりたいことを見つけ、

 自分で人生を決められるようになることなのではないでしょうか。



●think(考える)とfeel(感じる)を混同するな。


「いま、その思考になっているときに、どう感じている?悲しい?楽しい?」


 英語では、”I think that ~”、”I feel that ~”のように、

 thinkとfeelを区別しながら話さなければなりませんが、

 日本ではあまり区別をせず、あいまいな言い方をよくします。


(感情で仕事をしないなどとも言われるが)

 仕事・家事・育児・勉強などを「楽しいな」「いやだな」と感じ、

 その感情を受け入れて素直に自分自身に向けて出すことは、

 自分を知る上で重要です。



#読書 #人生訓 #子育て