190920 藤田晋 / 『藤田晋の仕事学』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

藤田晋 / 『藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー』



●ビジネスの場では若さを隠せ

 ビジネスの場では、若さは隠せるものなら隠した方がいいものなのです。


 ビジネスの場で何より重視されるのは、経験です。


 若者特有の情熱や体力は、

 あくまで経験のなさを補うためにあるもので、

 若さそれ自体は長所になり得ません。


 むしろ、若さゆえの経験の乏しさは、

 ビジネスパーソンにとって弱点にしかならないと考えるべきなのです。


 あなたが会社の中で大きな責任を負う立場で、

 当社との取引を検討しているとしましょう。


 目の前に現れた社長がいかにも若く経験が浅そうで、

 幼稚な発言をする人物だったらどう感じるでしょう。


 そんな相手に仕事を任せるのは不安なはずです。


 若くて経験がないことで、相手の信頼をつかみ損なうだけでなく、

「何だ、年下か」と思われ、対等に扱ってもらえなくなってしまったら、

 これも非常に不利だからです。


 自分の経験から、社員にも、創業以来、

 若さには注意するように言い続けています。


 若い社員が多いからといって、子供のサークルのような雰囲気の会社では、

 まともな取引の相手として見てもらえません。


 24、5歳であろうと大人びた雰囲気を出すことが大切なのです。


 仕事の場では、

 胸を張って若さをアピールするなどというのは大いなる勘違いなのです。

 やはり、若さは隠せるものなら隠した方がいいと思います。



●ほどほどのモチベーションが継続のコツ


 モチベーションは高からず低からず。

 そのためには、ビジネスパーソンとしてこれから過ごす時間は長いんだ、

 まだこの先があるんだということを

 若いうちからしっかり意識しておくといいでしょう。


 視点が高くなって、広い視野で仕事を見ることができるようになり、

 気持ちも落ち着いてくるはずです。



●モチベーションを長く持続するためには、

「ほどほど」を保つのがコツです。


 劣等感を抱いた時には、それにのみ込まれてしまわないよう、

 視野を広げたり、狭めたり、時には比べる対象を変えてでも、

 自分の気持ちをコントロールすることが大切でしょう。


 そして、もっと重要なのは、

 たとえ様々な過程で人と比べることがあったとしても、

 最後は絶対評価に必ず立ち戻るということです。


 最後の最後は劣等感にあおられることなく、

 自分の実力を冷静に見られなければ、

 いずれにせよ、気だけ焦って失敗します。


「自分の今の力はここまで」といった

 絶対評価に立ち戻ることができるかどうか。

 それこそが、本当の意味で劣等感を克服し、

 正しい方向に自分を成長させるきっかけになるのではないでしょうか。


●「古いものはどんどん捨てていく」。

 物が増えると整理や管理が難しくなりますので、

 捨てていいものはどんどん捨てます。


 何かを捨てるという行為は、

 勇気が必要で難しいと分かっていますので、

 意識的にどんどん捨てるようにしています。


「捨てる」習慣は、決断力をつける訓練に最適です。



#読書 #ビジネス #人生訓